ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行口座を登録して利用する、QRコード決済です。
口座残高の範囲で利用するため、使いすぎる心配がありません。
ゆうちょPayは、どのような方に向いているサービスなのでしょうか。
現在、ゆうちょPayは、ほかのQRコード決済と比べ、利用者が少ない状況です。
ゆうちょPayの持つ、メリット・デメリットを解説します。
ゆうちょPayとは?
基本還元率 | 0.25% |
たまるポイント | ゆうちょPayポイント |
支払い方式 | 即時払い |
チャージ方法 | – |
相性のいいクレジットカード | – |
運営 | 株式会社ゆうちょ銀行 |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行が提供しているQRコード決済です。
専用アプリにゆうちょ銀行口座を紐付けることで、店舗での支払いに使えます。
ゆうちょPayに、事前チャージなどは必要ありません。
利用した瞬間に、支払った金額が口座から引き落とされます。
クレジットカードを持っていなくても利用できる、シンプルでわかりやすいサービスです。
ゆうちょPayのメリット
ゆうちょPayは、ほかのQRコード決済と比べると、利用者が少ないという現状です。
ゆうちょPayを使うメリットには、どのようなものがあるでしょうか。
・アプリがシンプルでわかりやすい
・使いすぎる心配がない
・銀行Pay、Smart Code加盟店で利用可能
順番に解説します。
アプリがシンプルでわかりやすい
ゆうちょPayは、QRコード決済以外の機能がほとんどありません。
多様なサービスがあると、かえってわかりにくいという方には、シンプルで使いやすいデザインでしょう。
支払い方法は、ゆうちょ銀行口座からの即時払いの1種類のみです。
複雑な説明が不要で、感覚的に利用できるのは、ゆうちょPayのメリットといえます。
使いすぎる心配がない
ゆうちょPayで決済する際は、登録した口座の残高から即時払いされます。
そのため、口座残高以上の支払いは不可能で、使いすぎる心配がありません。
クレジットカードなどと異なり、管理しやすいシステムです。
銀行Pay、Smart Code加盟店で利用可能
ゆうちょPayは、GMOペイメントゲートウェイの銀行Payというサービスが使われています。
銀行Payは、口座からの即時引き落としによる独自の決済サービスを、銀行ごとに提供できる仕組みです。
銀行Payを導入している銀行と、各銀行が提供しているサービスは次のとおりです。
サービス | 提供銀行 |
---|---|
ゆうちょPay | ゆうちょ銀行 |
はまPay | 横浜銀行 |
YOKA!Pay | 福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行 |
ほくほくPay | 北海道銀行、北陸銀行 |
こいPay | 広島銀行 |
OKI Pay | 沖縄銀行 |
銀行Payは、導入している銀行間で相互連携が可能です。
そのため、ゆうちょPay以外の銀行Pay加盟店でも利用できます。
また、銀行PayはSmart Code加盟店でも利用できます。
ゆうちょPayのデメリット
次に、ゆうちょPayのデメリットをみてみましょう。
・ポイント還元率が低い
・ゆうちょ銀行口座しか紐づけられない
現在、QRコード決済は規格が乱立し、様々なサービスが存在しています。
メリットとデメリットの両方を把握し、どのような点を重視するか考えましょう。
ポイント還元率が低い
QRコード決済の多くは、支払い金額に応じてポイントが還元されます。
ゆうちょPayは、利用金額の400円につき1ポイントが付与されます。
基本還元率は0.25%です。
キャンペーンなどでは、一時的に還元率が上がることもありますが、日々の生活でポイントをためたいという方にはデメリットでしょう。
ゆうちょ銀行口座しか紐づけられない
ゆうちょPayは、即時払い方式のQRコード決済です。
利用するためには、ゆうちょ銀行口座を登録しなければなりません。
ゆうちょ銀行口座を持っていない方は、先に口座開設する必要があります。
クレジットカードなどでチャージできないのはもちろん、ほかの金融機関の口座にも対応していません。
ゆうちょ銀行口座
ゆうちょ銀行は、日本全国のゆうちょATMから、365日いつでも無料で引き出し可能です。
ゆうちょATMは、全国に3万台以上あります。
ゆうちょ銀行の窓口に来店し、書類を記入することで、口座開設できます。
その際、印章と本人確認書類が必要なため、事前に用意しておきましょう。
また、通帳を発行しない無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+」は、来店せずに書類の郵送で申し込めます。
ゆうちょPayの支払い方法
ゆうちょPayの支払い方法は、ゆうちょ銀行口座からの即時引き落としのみです。
クレジットカードでの支払いや、ほかの金融機関口座の紐付けはできません。
ゆうちょPayを利用する場合は、ゆうちょ銀行口座を用意しましょう。
ゆうちょPayポイント
ゆうちょPayポイントは、1ポイント1円として、ゆうちょPayでの支払いに充当できるポイントです。
ゆうちょPayポイントは、日々の支払いのほか、キャンペーンやマイナポイント事業により取得できます。
有効期限は、付与された日から1年間です。
ゆうちょPayの機能
ゆうちょPayアプリには、QRコード決済のほかに次のような機能が備わっています。
・残高確認
・クーポン
・キャッシュアウト
順番に解説します。
残高確認
登録しているゆうちょ銀行口座の残高を、アプリ内で確認できます。
ゆうちょPayは即時払いのため、口座の残高が不足していると決済できません。
残高が足りているか不安な時は、ゆうちょPayアプリから確認しましょう。
クーポン
ゆうちょPayは、店舗で割引を受けられるクーポン機能があります。
店舗で支払いする際に、画面を提示し、クーポンの利用を伝えましょう。
しかし、現在はクーポンが配布されることは極めて少なく、利用する場面はほとんどありません。
キャッシュアウト
東急線各駅の券売機で、紐づけている口座の残高から、現金を引き出せる機能です。
アプリから金額を指定し、表示されたQRコードを券売機にかざすことで利用できます。
キャッシュアウトは手数料が発生するため、注意しましょう。
まとめ
ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行口座からの即時払いができるQRコード決済です。
利用者は多くない現状ですが、シンプルでわかりやすい設計は、これまでキャッシュレスを敬遠してきた方に、受け入れられるかもしれません。
銀行が直接提供しているサービスという部分に、安心感を得る方もいるでしょう。
ポイント還元率が低いことをはじめ、デメリットはありますが、一定の需要はありそうです。
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