PASMOは電子マネー機能を備えた、交通系ICカードです。
カードをかざすだけで、電車やバスにスマートに乗車できます。
PASMOでポイントをためる方法、相性のいいクレジットカードについてまとめてみました。
PASMOとは?
基本還元率 | – |
たまるポイント | – |
支払い方式 | 前払い |
チャージ方法 | 券売機、精算機、クレジットカード |
相性のいいクレジットカード | To Me CARD |
運営 | 株式会社パスモ |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
PASMOは、株式会社パスモが発行する交通系ICカードです。
首都圏を中心に展開していますが、別エリアの交通系ICカードと相互利用できます。
電子マネー機能があるため、電車やバスに乗らない方も、普段の買い物に利用可能です。
スマートフォンで利用できる、モバイルPASMOもあります。
PASMOのメリット
PASMOは、ほかの電子マネーと比べ、どのようなメリットがあるでしょうか。
・電車やバスに乗車できる
・バス定期券を購入できる
・防犯メールサービス
・手数料無料で払い戻し可能
順番に解説します。
電車やバスに乗車できる
PASMOは、鉄道27事業者、バス78事業者が発売するICカードです。
各事業者が運営する、鉄道やバスの乗車券として利用できます。
また、Suicaなどの交通系ICカードと相互利用できるため、異なるエリアに行った際も不自由しません。
バス定期券を購入できる
PASMOは電車だけでなく、バスの定期券を購入できます。
1枚のPASMOに、電車とバスそれぞれの定期券を1種類ずつ購入できるため、通勤に乗り換えが必要な方にとっては、ありがたいサービスです。
バス事業者がかかわっているPASMOだからこそできる、メリットといえるでしょう。
防犯メールサービス
PASMOは、学生を対象とした防犯メールサービス「まもレール」があります。
子どもが登録したPASMOで自動改札を通過した際、保護者にメールで通知されます。
子どもが電車を使って通学などをする場合、まもレールに登録しておけば、保護者は安心できるでしょう。
手数料無料で払い戻し可能
PASMOは、窓口でICカードを返却するとチャージ残高の払い戻しが可能です。
その際、払い戻し手数料はかかりません。
Suicaは払い戻しに220円の手数料がかかるため、比較した時に、PASMOが優れているポイントといえるでしょう。
PASMOのデメリット
PASMOは、残念ながらデメリットが存在します。
利用する前に確認しておきましょう。
・JRの駅で購入できない
・購入時に預り金が必要
・チャージ上限が2万円
・ポイント還元がない
順番に解説します。
JRの駅で購入できない
PASMOは首都圏をはじめとする、提携事業者の運営する電車・バスで利用できますが、JRは利用エリアに含まれていません。
そのため、JRの駅ではPASMOを購入できないため、注意しましょう。
モバイルPASMOであれば、誰でもスマートフォンから登録可能です。
購入時に預り金が必要
PASMOの発行には、500円の預り金が必要です。
預り金は電子マネーの残高に反映されず、支払いに利用できませんが、PASMOが不要になった際は、ICカードと引き換えに返金されます。
チャージ上限が2万円
PASMO残高のチャージ上限は2万円です。
ほかの決済手段と比べ、やや低いといえるでしょう。
そのため、PASMOは高額な支払いに向いていません。
ポイント還元がない
PASMOには、利用金額に応じたポイント還元がおこなわれていません。
還元率を重視したい方は、別の決済手段を検討しましょう。
後述するメトロポイントに登録すれば、PASMOの利用で乗車ポイントがたまります。
PASMOのチャージ方法
PASMOのチャージ方法は、次のとおりです。
・駅の券売機、精算機
・クレジットカード
・コンビニ店頭
・メトロポイント
・オートチャージ
オートチャージできるクレジットカードは限られているため、事前に確認しておきましょう。
メトロポイント
メトロポイントは、東京メトロのポイントサービスです。
PASMOを会員サイトから登録すると、乗車時にポイントがたまります。
たまったポイントはPASMOにチャージできます。
PASMO自体はポイント還元がないため、お得さを重視する方には嬉しいサービスです。
年会費無料で利用できるため、PASMOを持っている方は登録して損はないでしょう。
PASMOと相性のいいクレジットカード
オートチャージに対応している、PASMOに相性のいいクレジットカードを紹介します。
PASMOを利用する方は、申し込みを検討しましょう。
・To Me CARD Prime(JCB)
・ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
・TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
それぞれの特徴を紹介します。
To Me CARD Prime(JCB)
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2200円 |
基本還元率 | 0.5% |
たまるポイント | Oki Dokiポイント、メトロポイント |
国際ブランド | JCB |
運営 | 株式会社ジェーシービー |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
To Me CARD Primeは、PASMOにオートチャージができるクレジットカードです。
クレジットカード単体とPASMO一体型の2種類から選んで発行できます。
PASMO一体型の場合、定期券の搭載が可能なため、自分に合った使い方をしましょう。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2200円 |
基本還元率 | 0.5% |
たまるポイント | Oki Dokiポイント、ANAマイル、メトロポイント |
国際ブランド | JCB |
運営 | 株式会社ジェーシービー |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
ANA To Me CARD PASMO JCB、通称ソラチカカードは、定期券としても利用できるPASMO一体型のカードです。
Oki Dokiポイント、ANAマイル、メトロポイントの3つがためられます。
To Me CARDとANAカード両方の優待が受けられるため、多機能なカードを求める方に相性がいい1枚です。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1100円 |
基本還元率 | 0.5% |
たまるポイント | JALマイル、TOKYU POINT |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
運営 | 東急カード株式会社 |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
PASMOを東急電鉄で利用する方には、TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOがおすすめです。
TOKYU POINTとJALマイルがためられる、PASMO一体型のカードです。
TOKYU POINTとJALマイルは相互交換できるため、自分に合ったポイントを選びましょう。
また、TOKYU POINT加盟店で利用すれば、最大10%のポイント還元を受けられます。
まとめ
PASMOは首都圏を中心に利用できる、交通系ICカードです。
ほかの交通系ICカードと相互利用できるため、Suica加盟店などでも利用できます。
また、メトロポイントに登録すれば、東京メトロの乗車でポイントがたまります。
還元率を重視したい方は、相性のいいTo Me CARD Prime(JCB)などを発行してみてはいかがでしょうか。
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